セミナー情報
【2014.11.27】第3回「恋愛下手?それじゃ科学は伝わらない~何が人をその気にさせるのか~」
開催概要
- 日 時:平成26年11月27日(木)17時00分~19時00分
- 会 場:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 1階W103室(北10西7)
- 定 員:なし
- 参加費:無料
専門家以外の人に科学を伝えるとき、重要なのは「論理的」であることでしょうか。本当はそれ以上に大切なのに、ほとんどの科学者が無視していることがあります。反対に、テレビ番組をつい最後まで見てしまう理由はなんでしょうか。
ぜひ、当日まで考えてから出席してください。キーワードは「逆算」です。考えたこともなかった、伝える技術。テレビが使うあの手とこの手、その一部をお伝えします。
この2時間で、あなたの持つ「コミュニケーション」の意味がガラリと変わるのではないでしょうか。本にも教科書にもない『伝える技術』。体感していただきましょう。
講師プロフィール
小林 隆司(こばやし たかし)氏
(独)物質・材料研究機構(NIMS)企画部門 広報室チーム長
1993年よりNHK科学番組ディレクターとして18年番組を制作。「ためしてガッテン」「クローズアップ現代」「サイエンスZERO」など多数。科学放送高柳記念賞、放送文化基金賞、橋田壽賀子賞など。2011年から(独)物質・材料研究機構の企画部広報室。YouTube上で展開している科学映像チャンネル「まてりある‘s eye」は1年半で100万回を超える再生回数で人気急上昇。科学技術映像際文部科学大臣賞など。
セミナーレポート
講義を終えて
11月27日(木),人文・社会科学総合教育研究棟において「研究者のためのスキルアップセミナー③」を開催しました。
本セミナーは,研究大学強化促進事業の一環として,大学力強化推進本部と創成研究機構の共催で実施するセミナーの第3弾となります。
今回は,(独)物質・材料研究機構(NIMS)企画部門 広報室 チーム長の小林 隆司 氏に「恋愛下手?それじゃ科学は伝わらない ~何が人をその気にさせるのか~ 」と題して,専門家以外の方に研究内容を魅力的に伝えるための表現方法,テクニックについて,ご講演いただきました。
教職員を中心とする90名の参加者は,小林氏の話に真剣に耳を傾け,また,ときおり笑顔もこぼれるなど,終始なごやかな雰囲気で進みました。一方,講演後に行われた全員参加型の実習・発表では,活発な質問・意見が出され,会場も熱気に包まれていました。
アンケートでは,参加者のほとんどが「満足」という回答であったほか,「大変有意義だった」「頻繁に開催してほしい」などの意見も数多く寄せられ,スキルアップセミナーへの関心の高さがうかがわれました。
大学力強化推進本部,創成研究機構では,これらの意見を元に,今後の継続的なセミナー開催について検討していきたいと考えております。
当日の様子
アンケート結果
ご意見・ご感想
- プレゼンを作る上で、人の気持ちが大切なのが十分伝わった。(学部生)
- 「逆算」の考え方が新鮮だった。来月の子供向けイベントで生かしたい。(大学院生)
- いつも頭を使ってプレゼン準備をしているつもりでした。まだまだ考え抜かないといけないと強く思いました。(教員)
- 事務職員研修にこそ必要な内容だと痛感しました。(事務職員)
- 企画、編集、記事(原稿)を書くことがあるので、再認識させられました。(研究支援専門職)
- もう少し頻繁にセミナーがあると嬉しいです。シリーズ化したようなセミナーがあると嬉しいです。(大学院生)
- 小林隆司さんのシリーズ化をお願いします。(教員)