セミナー情報

【2014.10.01】第2回「伝わるデザインの法則:外部資金申請のためのレイアウトとデザイン」

開催概要

  • 日 時:平成26年10月1日(水)17時00分~19時00分
  • 会 場:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 1階W103室(北10西7)
  • 定 員:なし
  • 参加費:無料

デザインの「ルール」を知れば、あらゆる資料が生まれ変わります。何の工夫もない文章や闇雲なレイアウトや配色では、受け手や読み手に負担やストレスをかけてしまい、せっかくの研究成果や研究計画が伝わりません。デザインのマナーを守ることの重要性はプレゼン用のスライドでも研究費の申請書でも同じです。本セミナーでは、研究に関係する実例を使いながら「伝わる資料」を作るためのデザインのルールやテクニックを紹介します。

講師プロフィール

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高橋 佑磨(たかはし ゆうま)氏
東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教

1983年、東京都武蔵野市生まれ。2010年、筑波大学大学院生命環境科学研究科修了、博士(理学)。専門は進化生態学で、イトトンボや外来植物を材料に、種内に存在する多様性の進化や機能を研究。研究発表の資料作成に必要なデザインのノウハウを普及することを目的にウェブページ「伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン」を運営。 


セミナーレポート

講義を終えて

平成26年10月1日(水),北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟において「研究者のためのスキルアップセミナー②『伝わるデザインの法則:外部資金申請のためのレイアウトとデザイン』」を開催しました。

当セミナーは,大学力強化推進本部と創成研究機構が,研究大学強化促進事業の一環として,研究者が成果等を社会に発信する際に必要となるスキルの向上のために,昨年度より実施している「研究者のためのスキルアップセミナー」の第2弾として実施しました。

今回は,特に,科研費等の研究助成の申請書や研究成果の報告書などを,読みやすく伝わりやすくするための図表表現・レイアウトについて学んでいただこうと企画し,東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教の高橋 佑磨 氏に「伝わるデザインの法則:外部資金申請のためのレイアウトとデザイン」と題してご講演いただきました。

講演の後には,参加者から提供された実際の申請書やポスター,プレゼン資料などを用いたBefore Afterの実例演習を行い,会場からは時間が足りなくなるほどの活発な質問・意見がありました。

教職員・大学院生を中心に92名の参加があり,参加者アンケートでは8割に当セミナーに「満足」と回答いただきました。また,今後のセミナーの課題についてのご意見もたくさんいただき,研究者向けスキル向上セミナーへの関心の高さがうかがえました。

今後も当セミナーの定期的・継続的な開催を検討していきます。

当日の様子

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アンケート結果

ご意見・ご感想

  • レイアウトで困っていたことに関してピンポイントで解決法を聞けてありがたかったです。(大学院生)
  • 少しの工夫で書面がぐっと良くなるヒントがたくさんあり、とても参考になりました。(教員)
  • Before,Afterがあってわかりやすかった。(教員)
  • 目からウロコ!の新鮮な驚きでした。今までの申請書は色を使いすぎでした。(事務職員)
  • もう少し時間を長めにとって(3時間ほど)じっくり聞きたかった。(教員)
  • 現在科研費申請書を多数作成中で、悩んでいたレイアウト、フォントについての多くの細かい点が解決された。(教員)